エピックスターアイアンが発表当時から飛距離がすごいと話題です。
飛びの理由はなんなのでしょうか?
素材やスペックなどを調べてみました。
上田桃子は7番アイアンで通常155ヤードが190ヤード超え
キャロウェイの契約プロがCMで「飛びますね」とこぞって口を揃えるエピックスターアイアン。
いったいなんでこんなに距離がでるのでしょうか?
アイアンでいきなりこんなに飛距離アップするもでしょうか?
上田桃子は通常7番アイアンでの飛距離が155ヤードですが、エピックスターアイアンでは190ヤードを超えるそうです。
↓上田桃子の次第インプレッション動画はこちら
https://youtu.be/qqBs7lTTPAg
と言ってます。
藤田光里は通常150ヤードが、180ヤード超えです。
↓藤田光里の試打インプレッション動画はこちら
https://youtu.be/YV2Tfyk11y4
とのことです。
女子プロはがこぞって飛ぶと言いますが、しかしなんでこんなに飛ぶんでしょうか?
7番アイアンのロフトは26度!
ドライバーと違って、アイアンはなかなか革新的な飛距離アップは難しいと言われています。
素材が鉄やステンレス、マレージングなどに限られていることもその原因ですが、今回のエピックスターアイアンはどうなんでしょうか?
フェース素材は17-4ステンレス、ボディにはタングステンなどを入れて重さを出していますが、さほど目新しいわけではありません。
360フェースカップは、以前からキャロウェイのドライバーやフェアウェイウッドに採用されていました。
スペックを比べてみると、決定的に違うのはロフト角です。
エピックスターの7番アイアンはロフトは26度、長さが37.5インチ。
エピックスターアイアンのスペック
番手 | I#5 | I#6 | I#7 | I#8 | I#9 | PW | AW | GW | SW | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フェース素材/構造 | 17-4 ステンレス / 次世代360フェースカップ | |||||||||
ボディ素材 | 17-4 ステンレス(I#5-9)、高比重合金(PW-SW) / タングステン・インナーウェイト | |||||||||
クラブ長さ (インチ) | 38.5 | 38.0 | 37.5 | 37.0 | 36.5 | 36.0 | 35.5 | 35.5 | 35.5 | |
ロフト角(°) | 20.5 | 23.0 | 26.0 | 30.0 | 34.5 | 39.0 | 44.0 | 49.0 | 55.0 | |
ライ角(°) | 60.5 | 61.25 | 62.0 | 62.5 | 63.0 | 63.5 | 64.0 | 64.0 | 64.0 |
一方で、上田桃子が現状で使っているAPEXアイアンの7番アイアンは、ロフトが31度、長さが37インチ。
藤田光里が現状で使っているAPEXプロの7番アイアンは、ロフトが34度、長さが37インチ。
APEXプロアイアンのスペック
番手 | I#3 | I#4 | I#5 | I#6 | I#7 | I#8 | I#9 | PW | |
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ヘッド素材 | 軟鉄+タングステンウエイト | 軟鉄 | |||||||
シャフト名 (硬さ) | Dynamic Gold (S-200) / N.S. PRO MODUS3 TOUR 120 (S) / N.S.PRO 950G.H (S) | ||||||||
クラブ長さ (インチ) | 39.0 | 38.5 | 38.0 | 37.5 | 37.0 | 36.5 | 36.0 | 35.75 | |
ロフト角(°) | 21.0 | 24.0 | 27.0 | 30.0 | 34.0 | 38.0 | 42.0 | 46.0 | |
ライ角(°) | 60.0 | 60.5 | 61.0 | 61.5 | 62.0 | 62.5 | 63.0 | 63.5 |
このロフトや長さの違いを考えと、現状のAPEXやAPEXプロよりも飛ぶのは当たり前ではあります。
大体のアイアンはロフトが4度刻みなので、それだけでも1番手は違います。
さらに素材の違いも影響しているでしょう。
APEX、APEXプロは軟鉄、エピックスターアイアンはステンレス。
これにシャフトなどの相性を加味すると、2番手から3番手ちがうというのも納得です。
APEXプロの5番アイアンとエピックスターアイアンの7番はほぼ同じロフト
問題は、エピックスターアイアンが打ちやすいかどうかでです。
エピックスターアイアンの7番アイアンは、APEXプロの5番アイアンとほぼ同じロフトです。
長さが0.5インチ短いので、すこし打ちやすいかもしれませんが、優しいロフト、長さではないような気がします。
プロゴルファーはミート率が高いので、ある程度ロフトが立っていてもしっかり当たりますが、アマチュアゴルファーの場合、5番アイアンをユーティリティに変えるのが主流となっているだけに、今回のエピックスターアイアンは、逆行しているようにも感じます。
どうせなら、ロフトを立てて、もう少しシャフトを短くした方がいいのでは?と思ってしまいます。
エピックスターアイアンの飛ぶ理由、いかがでしたか?
今後、アマチュアゴルファーが試打してみて、どのような評価が下されるのか注目です。
エピックスターアイアン