宮里優作の2017年クラブセッティングを紹介します。
2017年シーズンは、第二の故郷の名古屋で開催された中日クラウンズで劇的なバーディで優勝。
続けて地元沖縄の日本プロゴルフ選手権日清カップヌードルカップでも優勝しました。
いつも印象に残る優勝劇の宮里優作ですが、今シーズンはすでに2勝で自身初の複数回優勝をあげています。
もともと安定したスイングでショットメーカーの宮里優作のクラブセッティングを調べてみました。
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3つのゴルフメーカーを使う宮里優作
宮里優作のクラブセッティングは、下記とのことです。
ドライバー
ピン Gドライバー 9度
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD MJ7-TX 46インチ
フェアウェイウッド(3W)
ピン Gフェアウェイウッド 14.5度
ユーティリティ(2U)
ブリヂストンゴルフ TOUR B XD-HI PROTO 17.5度
グラファイトデザイン ツアーAD UT95 X
アイアン(3I~PW)
ブリヂストンゴルフ TOUR B X-BLADE PROTO
NSPRO モーダス3ツアー システム3 X
ウェッジ(PS、SW)
ブリヂストンゴルフ TOUR B WEDGE XW-2 PROTO 52度、58度
NSPRO モーダス3システム3ツアー/X
パター
スコッティキャメロン フューチュラ X5 PROTO
ちなみにボールは
ブリヂストンゴルフ TOUR B330X Bマーク
です。
ウッドはピン、アイアン型のユーティリティとアイアン、ウェッジはブリヂストンゴルフ、パターはスコッティーキャメロンです。
3つのゴルフクラブメーカーを組み合わせています。
一度、クラブ契約をフリーにして、ミズノなども使っていたようですが、再びブリヂストンゴルフを中心のクラブセッティングにしているようです。
宮里優作はピンのGドライバーを使用
日本プロゴルフ選手権で特に目についたのはドライバーです。
現在、宮里優作が使っているのは、ピンGドライバーです。
ゴルフ中継で確認したら、黒いツヤ消しのヘッド、しかも大きめだったので、もしや「ピン」と思ったら、やっぱり予想通りでした。
ピン Gドライバー
ピンのGドライバーは、深低重心で初速が速いのが特徴。
飛んで曲がらない、ロースピンながら高弾道なイメージです。
日本プロゴルフ選手権の宮里優作のドライバーショットは、まさに飛んで曲がらない、ズドーンと先へ伸びていく弾道のように見えました。
もちろんプロトタイプなので同じではないですが、ドライバーの基本的な性格は似ているのかと思います。
シャフトは黒と黄色のしましま模様なので、グラファイトデザインのツアーAD MJ7です。
宮里優作は70g台のTXを使っているようです。
FWは3Wのみのセッティングで、ドライバーと同じメーカーでピンのGフェアウェイウッド14.5度を入れています。
ピン Gフェアウェイウッド
たいていは先行してニューモデルを使うケースが多いようですが、ドライバーもフェアウェイウッドも2016年モデルです。
よっぽど馴染んでいるんでしょうね。
ショットメーカー宮里優作のアイアンはブリヂストンゴルフのTOUR B X-BLADE
宮里優作といえばアイアンショットのキレが魅力です。
今シーズンはアイアン型のユーティリティを使っています。
ブリヂストンゴルフ TOUR B X-HI
TOUR B X-HIは、新しく市販されることがきまったユーティリティです。
アイアンは3番から入っています。
ブリヂストンゴルフのブレードモデル、マッスルバックです。
ブリヂストンゴルフ TOUR B X-BLADEアイアン
シャフトはNSPROモーダス3ツアーのシステム3です。
操作性と打感、絶妙な粘り感などツアープロが高く評価するシャフトです。
マーク金井の評価はこちら。
3番からアイアンを入れるクラブセッティングは、宮里優作の自信の現れかもしれません。
ツアープロの中でも屈指のショットメーカーならではです。
アイアンからの流れで、ウェッジもブリヂストンゴルフです。
ブリヂストンゴルフ TOUR B WEDGE XW-2
ロフトは52度、58度。
アプローチの様子をみていると、かなりフェースを開いて使っているので、バウンスも少なめのようですね。
52度がバンス角8度、58度がバンス角10度らしいです。
かなりシビアそうです。
日本プロゴルフ選手権の18番ホールでのアプローチショットは、ソールを滑らせていましたが、少し手前に入ったような感じでしたね。
パターはスコッティキャメロンのフューチュラ X5
宮里優作のパターは、スコッティキャメロンのフューチュラ X5のプロトです。
スコッティキャメロン フューチュラ X
スコッティキャメロンを使うツアープロは多いです。
フューチュラ X5は、鋭角的な形が特徴的です。
中空ソールプレートで、フェースに厚みがあるタイプです。
打感、打音が良いと評判です。
今回の日本プロゴルフ選手権で、宮里優作はとにかくパターが絶好調でした。
地元ということもあり、芝目の強いグリーンを読み切り、しっかりと強くパターを打てていたのが印象的です。
スコッティキャメロンのパターは、他にもいろいろな形があります。
そのなかでもフューチュラ X5は、大きすぎず、ピンタイプほどの難しさもなく、しっかり打てるタイプ。
これが宮里優作にはあっているのでしょうね!
アマチュアゴルファーには真似できないクラブセッティング
宮里優作のクラブセッティングは、いかにもツアープロらしい、硬派なクラブ選択です。
ピンのGドライバー、フェアウェイウッドは直進性という意味では優しいかもしれません。しかし、アイアン型ユーティリティ、3Iからウェッジまでの流れは、ツアープロならではのシビアなセッティングです。
アマチュアが真似するのはなかなか難しいでしょう。
もしアマチュアゴルファーが前をするとしたら、ユーティリティは
ブリヂストンゴルフ TOUR B XD-H
の3U、4Uを入れて、アイアンを5番からにして、
ブリヂストンゴルフ TOUR B X−CB
もしくは、
ブリヂストンゴルフ TOUR B X−CBP
のポケットキャビティなどでも良いかもしれません。
ウェッジも
ブリヂストンゴルフ TOUR B WEDGE XW-1でいいかもしれません。
憧れのツアープロと同じクラブを使いたい気持ちも理解できますが、スコアがともなわないとゴルフ自体が嫌になってしまいがちです。
なので、アマチュアゴルファーは少しやさしめのクラブセッティングをするのがオススメです!
今回のブリヂストンゴルフのTOUR Bアイアンは顔がいいので、宮里優作の活躍もあって、名器になるかもしれませんね!
※いずれのゴルフクラブもプロトタイプなので市販モデルとは異なります。