鈴木愛がアースモンダミンカップで優勝しました。
ピン契約プロの代表的な選手の鈴木愛は、パットのうまさには定評があります。
鈴木愛のクラブセッティングを調べてみました。
鈴木愛の2017年使用クラブセッティング
鈴木愛の2017年のクラブセッティングは下記になります。
PING G ドライバー 10.5度(2016年)
シャフト:ALTAJ50 S 45.5インチ
フェアウェイウッド(3W、5W)
キャロウェイ GBBエピックサブゼロフェアウェイウッド 15度(2017年)
シャフト:Speeder661(SR)
PING G フェアウェイウッド 17.5度(2016年)
シャフト:G TFC390 SR
※PING G フェアウェイウッド 20.5度(2016年)を状況によって3Wと入れ替え。
ユーティリティ(22度、25度)
PING G ハイブリッド 22度(2016年)
シャフト22° MCH70 R
PING G30 ハイブリッド 25度(2014年)
シャフト:MCI70 R
アイアン(6I~PW)
PING i200アイアン(2017年)
シャフト:N.S.PRO 950GH R
ウェッジ(50度、54度、58度)
PING GLIDE(グライド)ウェッジ(2015年)
シャフト:CFS R
※最近は2017年モデルのGLIDE(グライド)ウェッジを使用。
パター
PING VAULT パター ANSER 2(2016年)
フェアウェイウッドに一本だけキャロウェイGBBエピックサブゼロが入っていますが、それ以外のドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ、パターは契約先のPING(ピン)のクラブを使用しています。
鈴木愛のピンGドライバーのシャフトはALTAJ50S
鈴木愛の使用ドライバーはピンのGドライバーです。
このPING Gドライバーの特徴としては直進性が高いことです。
ヘッドの後方におもりがあるので、振った方向へまっすぐ進もうとしてくれます。
それでいて飛距離ものぞめるドライバーです。
シャフトはALTAJ50Sです。
ALTAJ50はGドライバーの標準シャフトです。
53gで中調子のシャフトで、鈴木愛はフレックスはSを使用しているようです。
※プロゴルファーはメーカー支給のプロト仕様の場合もあります。
フェアウェイウッドは3Wのみキャロウェイ! GBBエピックサブゼロを使用
鈴木愛の使用するフェアウェイウッドは、3WがキャロウェイのGBBエピックサブゼロ、5WはピンのGフェアウェイウッドです。
キャロウェイGBBエピックサブゼロフェアウェイウッド
PING(ピン)Gフェアウェイウッド
キャロウェイGBBエピックサブセロフェアウェイウッド、ピンのGフェアウェイウッドともにロフト調整が可能です。
ピンのGフェアウェイウッドは、とても打ちやすく直進性が高いのが特徴です。
シャフトはTFC390を入れているようですが、これは前作のG30フェアウェイウッドの標準シャフトです。
本来なら、ドライバーと同じ系統のALTA J50もラインアップとしてありながら、前作のものを使っているのは、フィーリングがあっているかではないでしょうか。
TFC390はしっかりしたシャフトで、鈴木愛はSRのフレックスを使っているようです。
SRは64gで先調子です。
※状況によってピンのGフェアウェイウッドの7Wも併用しています。
安定感のあるピンの新旧ハイブリッド22度、25度を使用
鈴木愛の使用するユーティリティは、ピンのGハイブリット、前作のG30ハイブリッドです。
22度のピンGハイブリッドは、深低重心で高い球が打ちやすく、25度のG30ハイブリッドは、飛距離が出てしかも高弾道の球が打ちやすいのが特長です。
5Uは本来はロフトが26度ですが、鈴木愛は調整して25度にしているようです。
シャフトは完全にカスタムで、フジクラになっています。
22度はMCH70、25度はMCI70で両方ともRフレックスです。
22度に入っているフジクラのMCHシリーズはカーボンと金属を融合したシャフトで、70Rは76g、先中調子です。
25度に入っているフジクラのMCIはカーボンシャフトで、70Rは73gの先中調子です。
i200アイアンは方向性と操作性が両立
鈴木愛の使用するアイアンは、ピンのi200アイアンです。
6番からPWまでをバッグに入れています。
PING(ピン)i200アイアン
このi200アイアンは、シャープなフォルムながらスイートスポットが広くて、飛距離と正確性、操作性の高いアイアンです。
鈴木愛はi200の標準シャフトのひとつでもある、NS950を使っています。
NS950は代表的な中調子のシャフトで、鈴木愛はRフレックスを使っています。
NS950のRは、94.5gの中調子です。
ピンのグライドウェッジはスピン性能がバツグン
鈴木愛の使用するウェッジは、ピンのGLIDE(グライド)ウェッジで、50度、54度、58度の3本をいれています。
こちらも前作モデルになります。
ピンGLIDE(グライド)ウェッジは、EYE2の形状に近いネックなのが特長です。
そしてゴージ溝という形状でスピン性能がとても高く、バックスピンがかかりやすいウェッジです。
鈴木愛は、標準シャフトのCFSを使っています。
CFSは118gで中調子のシャフトで、フレックスはひとつしかありません。
トルクは1.3とDGS200よりかためです。
※最近の大会では2017年モデルのピンGLIDE(グライド)2.0ウェッジをしています。
PING(ピン)VAULT パター ANSER2で安定感バツグンのパッティング
鈴木愛の使用するパターは、PING(ピン)VAULT パター ANSER 2です。
VAULT ANSER 2は、ステンレスの削り出しのパターで、打感と転がりのよさが特長です。
ANSER2は、ピンの代表的なパターのフォルムで、多くのプロゴルファーが使用しています。
素材は303ステンレスで、ANSER2はヘッド重量が350g、ルール・トゥ・バランスで、セミアークです。
鈴木愛のクラブセッティングの特長・まとめ
鈴木愛のクラブセッティングは、契約先のピンを主体に、新旧のクラブ、シャフトを入れて、うまくバランスをとっている印象です。
- ドライバーがピンGドライバー
- フェアウェイウッドがキャロウェイGBBエピックサブゼロとピンGフェアウェイウッド
- ユーティリティはピンGハイブリッド、G30ハイブリッド
- アイアンはピンi200
- ウェッジはGLIDE(グライド)ウェッジ(グライド2.0ウェッジ)
- パターはピンVAULT ANSER 2
ドライバーにSシャフトを使っていますが、ピンGドライバーのシャフトALTA Jは、日本向けに開発されたものらしく、前作のG30ドライバーの標準シャフトのTFC390とは別物とのことです。
TFC390は、US仕様のものをそのまま持ってきたとの噂もあるくらいハードとのこと。
そう考えると、シャフトのフレックスも表示ほどのばらつきはなく、やや柔らか目のSRやRをメインとして統一感があります。
鈴木愛は直進性の高いピンのウッド系クラブと操作性の高いアイアン、スピン性能の高いピンのウェッジという組み合わせで、バランスを取りつつ、統一感のあるクラブセッティングと言えるでしょう。
トータル的に考えると、鈴木愛のクラブセッティングはアマチュアゴルファーも十分に参考になるセッティングといえるでしょう。
参考アマチュアゴルファーの参考になるクラブセッティングはこちら
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