テーラーメイドからSIM2(シム2)シリーズのドライバーが3タイプ発表されました。
今回は、テーラーメイドのSIM2ドライバー、SIM2MAXドライバー、SIM2MAX-Dドライバーを、それぞれのおすすめゴルファーも含めて紹介します。
2月19日発売。
テーラーメイドからSIM2シリーズのドライバー3タイプが登場
テーラーメイドからSIM2シリーズのドライバー3タイプが発表されました。
SIM2ドライバー、SIM2MAXドライバー、SIM2MAX-Dドライバーの3つで、すべてに共通して先進的なヘッド構造が話題となっています。
SIM2ドライバー、SIM2MAXドライバーSIM2MAX-Dドライバーに共通した特長は、ボディ一体型のフェースで、ヘッドの骨格がアルミ、クラウンだけでなくソールもカーボン一体成型であることです。
ボディ一体型のフェース
SIM2シリーズのドライバーで最も注目されているのは、溶接を行わずにフェース裏側を高精度にミルド加工したボディー体型のカップフェースで軽量化したことです。
今までの考え方を覆すようなボディ一体成形ドライバーです。
ヘッドの骨格はアルミ
SIM2ドライバー、SIM2MAXドライバー、SIM2MAX-Dドライバーともに、ボディー体型のフェースに、チタンよりも比重の軽いアルミニウムのリングをつなげて骨格を作り、そこにカーボンクラウン&ソールを接着しています。
今までのような溶接を行わないことで、さらなる軽量化が可能になり、製造工程でのヘッドのバラつきも少ないとのこと。
クラウンだけでなくソールもカーボン一体成型
SIM2ドライバー、SIM2MAXドライバー、SIM2MAX-Dドライバーすべて、カーボンクラウンだけでなく、カーボンソールを採用して、余剰重量を生み出しています。
これにより自由度が高くなり、さらなる深重心化、低重心化されています。
前作シムで採用された空気抵抗を低減してヘッドスピードをアップさせる「イナーシヤジェネレーター」もカーボンで一体成型になっています。
また、SIMドライバーで採用されていた可変ウェイトは廃止されました。
SIM2のポイント
- ボディ一体型のフェース
- ヘッドの骨格はアルミ
- クラウンだけでなくソールもカーボン一体成型
- 軽量化による自由度アップ
- MOI最大化
- 可変ウェイト廃止
動画はこちら
SIM2ドライバーは振れば真っすぐ飛んでいく優れもの
SIM2ドライバーの特長は、とにかくその直進性の高さです。
それでいてミスにも強いのでストレートなボールが打ちやすいドライバーです。
ドロー、フェードの打ち分けも可能ですが、ヘッドは重めなので、ある程度のパワーが必要になるでしょう。
シム2ドライバーは、ほぼセンターに固定式ウェートを配置しているため低スピンのボールで飛ばせるタイプ。
こんな人におすすめ
- 直進性の高い強いボールが打ちたいゴルファー
- フェードとドローを打ち分けたいゴルファー
- ヘッドスピードが45m/s以上のアスリートゴルファー
スペック
ロフト:9度、10.5度
ヘッド体積:460cc
ライ角:56度
長さ:45.75インチ、45.25インチ
ヘッド素材:チタン製(9-1-1 Ti)ミドルバックカップフェース+グラファイト・コンポジット・クラウン&ソール+アルミニウムリング(鍛造)+ヘビーバックスチールウェート
シャフト:TENSEI SILVER TM50(S、SR、R)、Tour AD HD-6(S)、Speeder 661 EVOLUTION VII(S)、Diamana TB60(S)
クラブ重量:約310gTENSEI SILVER TM50(S)
SIM2ドライバーの価格・値段・購入可能店舗
SIM2ドライバーは定価83,600円からでシャフトによって異なります。
詳しい商品の特徴、価格はこちらで検索できます!
SIM2ドライバー
SIM2 MAXドライバーは叩いても左に引っ掛けない安心感が特長
SIM2マックスドライバーは、思い切り叩いても左に引っ掛からないドライバーで、この安心感が特長とも言えます。
ヘッドが返りにくいので、ドローヒッターが叩いても左へのミスが心配ありません。
フェードが打ちやすいドライバーですが、ドローが打てないわけではありません。
球も上がりやすく、やさしいドライバーで、前作同様、完成度の高さが光ります。
シム2マックスドライバーは、シム2よりもヒール寄りにウェイトが配置されており、慣性モーメントが高いのが特長。
こんな人におすすめ
- 左へ引っかけたくないゴルファー
- チーピンで悩んでいるゴルファー
- ヘッドスピードが40m/s以上のゴルファー
スペック
ロフト:9度、10.5度、12度
ヘッド体積:460cc
ライ角:56度
長さ:45.75インチ、45.25インチ
ヘッド素材:チタン製(9-1-1 Ti)ミドルバックカップフェース+グラファイト・コンポジット・クラウン&ソール+アルミニウムリング(鍛造)+ヘビーバックスチールウェート
シャフト:TENSEI BLUE TM50(S、SR、R)、Tour AD HD-6(S)、Speeder 661 EVOLUTION VII(S)、Diamana TB60(S)
クラブ重量:約300gTENSEI BLUE TM50(S)
SIM2MAXドライバーの価格・値段・購入可能店舗
SIM2ドライバーは定価83,600円からでシャフトによって異なります。
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SIM2MAXドライバー
SIM2マックス-Dドライバーはやさしくつかまり飛距離も期待
SIM2マックス-Dドライバーは、振り抜きやすく、3つの中では最もやさしくつかまった球が打てるモデル。
ヒール寄りにウェートがあるため、ヘッドの返りがよいので、ボールがつかまりドロー弾道で飛ばせるドライバーです。
シム2マックス-Dドライバーは、いちばんヒール寄りにウェイトが配置されているため、ヘッドが返りやすい設計。いわゆるドローデバイス。
こんな人におすすめ
- スライサーで飛距離が出ないゴルファー
- つかまった球で飛ばしたいゴルファー
- 右へのミスをなくしたいゴルファー
スペック
ロフト:9度、10.5度、12度
ヘッド体積:460cc
ライ角:56度
長さ:45.75インチ
ヘッド素材:チタン製(9-1-1 Ti)ミドルバックカップフェース+グラファイト・コンポジット・クラウン&ソール+アルミニウムリング(鍛造)+ヘビーバックスチールウェート
シャフト:TENSEI BLUE TM50(S、SR、R)
クラブ重量:約299gTENSEI BLUE TM50(S)
SIM2 MAX-Dドライバーの価格・値段・購入可能店舗
SIM2ドライバーは定価83,600円からで、シャフトによって異なります。
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SIM2 MAX-D ドライバー
公式サイト
https://www.taylormadegolf.jp/sim2-jp.html?lang=ja_JP
SIM2シリーズはソールのウェイトで見分ける
SIM2シリーズは、3タイプとも顔つきが似ていますが、ソールのウェートの位置と重さがそれぞれ違います。
トウ寄りのウェート位置だけでなく、ヘッド後方のウェートも重さが違い、SIM2ドライバーは16g、SIM2マックスドライバーは24g、SIM2マックス-Dドライバーは27gになっています。
SIM2ドライバー3タイプともスイートエリアの最大化と大慣性モーメント化
SIM2ドライバー、SIM2MAXドライバー、SIM2MAX-Dドライバーに共通しているのは、ヘッド後方のウェイトにより、スイートエリアの最大化を図り、大きい慣性モーメントを実現していること。
軽量化で生み出された余剰重量の一部をヘッド後方に配置することで、さらに安定性が増しています。
今回は、SIM2ドライバー、SIM2MAXドライバー、SIM2MAX-Dドライバーを紹介しましたが、いかがでしたか?
革新的な技術で驚かせてくれるテーラーメイドですが、今回のカーボンを多用した一体成形技術は、これからのゴルフクラブ製造の考え方を変えてしまうかもしれません。
先進的な技術が注ぎ込まれたドライバーを体験してみたいなら、一度、試してみる価値はあるかもしれませんね。
参考までに。